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コンサート

オータムコンサートのお知らせ

Hello,Hiromu and Paganini!!

ギターは誰もが親しんでいるポピュラーな楽器の一つと言えますが、そのほとんどが歌の伴奏であったり、弾き語りといった分野なので、本格的なクラッシックギターの演奏と言うのは、あまり馴染みがないかもしれません。
デュオ・オブリガートの二人も、三〇年以上オーケストラで演奏していて、ギターと共演した事は ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」を数回だけです。
しかしこれは、ギターに他に優れた曲がないわけでも、日本に優れたギタリストがいないわけでもないのです。 ギターの歴史はヴァイオリンよりも古く、中世の音楽の中にすでにギターの前身である「リュート」の名曲が多く残されています。かのバッハも多くのギター作品を残しています。
今回演奏されるパガニーニといえば超絶技巧のヴァイオリン曲ですが、ギターの曲も作曲されていることは余り知られていません。
十代からヴァイオリンの名手として知られていたパガニーニですが、1801年(十九歳)から四年間、突如表舞台から姿を消します。この間、トスカーナの古城に住むディダと呼ばれる若い富裕な未亡人と静かな同棲生活を送っていたそうです。この女性がギターの愛好者でした。彼女と一緒に演奏するために作られたのが、これらの作品というわけです。パガニーニ自身、少年期からギターやマンドリンにも親しんでおり、ギターのための作曲はお手のものだったようです。
 これらの作品はパガニーニの愛の生活をそのまま音楽にしたような作品なので、彼のギターの入る作品は、その技巧の粋を尽くして演奏した鬼気迫るようなヴァイオリンの曲とは全く趣が違い、優しく穏やかな曲が多いのです。
デュオ・オブリガートと卓越した技術と音楽性を備えた「静寂のギタリスト」田口尋夢と共に、パガニーニのもう一つの顔を発見しませんか?
みなさんのご来場をお待ちしています。

チケットのご予約はこのホームページからも承ります。

日時:9月16日(土曜日)13時30分開場、14時開演
場所:旭区民文化センター「サンハート音楽ホール」(相鉄線二俣川駅ビルライフ5階)
料金:前売り3000円、当日3500円
チケットのご予約は、info@duo-obbligato.comまで。