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コンサート

第13回スプリングコンサートのお知らせ

ドイツ人なのに英国の作曲家
男なのに音楽の母
ヘンデル

毎回好評を博している、一人の作曲家にフォーカスしたシリーズですが、今回はバッハに比べるとなぜか影の薄い「ヘンデル」にスポットを当てました。
 バッハとは1685年生まれの同じ歳で、バッハの生まれたアイゼナハとヘンデルの生まれたハレとは約130キロ、横浜と伊豆高原とほぼ同じ、日帰り旅行の距離です。
 それなのにこの二人は一度も会うことなく、全く違った作風の作曲家となります。
 バッハは音楽一家に生まれ、幼少から音楽環境に恵まれて育ち、ドイツからは一歩も出ずに、教会や宮廷のオルガニストとしてドイツ国内を転々とし、ケーテンの宮廷楽長、ライプツィヒ市の音楽監督となりました。
 一方ヘンデルは、宮廷外科医の息子として生まれ、幼少から非凡な音楽的才能を示しながらも、音楽の道に進むことを反対されていたため隠れて音楽を学んでいました。父親の没後はオペラのさかんなハンブルグやイタリアのフィレンツェ、ローマ、ヴェネツィアで音楽を学び、さらにイギリスに渡って作曲家として大活躍し、英国王室礼拝堂作曲家に任じらるまでになりました。
 バッハは教会音楽を中心に、富と名声には恵まれませんでしたが、カンタータを中心に、神様に向けて芸術性の高い作品を多く残し、後世に高い評価を得ました。
 それとは対照的にヘンデルは王室のお墨付きで大きな富を手に入れ、民衆が魅了されるような、大胆で明るくスケールの大きな作風の歌劇を、多く作曲して名声を得ましたが、多くの作品が忘れられています。
 はたしてデュオ・オブリガートは、「音楽の父」バッハにはない「音楽の母」ヘンデルの魅力を、現代に蘇えらせることが出来るでしょうか?
その証人となる皆様の来場をお待ちします。

日時:2024年4月24日(水曜日)13時30分開場、14時開演
場所:旭区民文化センター「サンハート音楽ホール」(相鉄線二俣川ジョイナステラス3 5階)
料金:前売り2500円、当日3000円
チケットのご予約は、info@duo-obbligato.comからも承ります。